CEOL Academy JAPAN セラピストのATSUEです。
今回は30代〜50代の人に増えている「スマホ脳疲労」についてです。
人間の脳はどうやって情報を処理しているの?
人間は、日々受け取る情報を脳の「前頭前野」というところで処理しています。
「前頭前野」は、思考や理性、判断、意欲、想像といった人間らしい能力をつかさどっている脳の司令塔です。
「前頭前野」の処理機能は以下の3つ。
- 浅く考える機能
- 深く考える機能
- ぼんやり考える機能
そして、私たちは日々の生活でスマホから絶えず情報をインプットしていますよね。
しかし、そのスマホに頼り過ぎるていると私達の脳は「浅く考えること」ばかりになって「深く考える機能」「ぼんやりボーっと考える機能」がフリーズ状態になってしまうのです。
現代人にとって、「ボーッと過ごす」は「時間のムダ」と考える人が多いようですが最近の脳科学の研究で「ボーッとする」ことの重要性が証明されています。
特になんの作業もしていない「ボーッとした状態」「ぼんやりした状態」のとき脳内では「デフォルトモード・ネットワーク」が活発に稼働しているのです。
デフォルトモード・ネットワークとは「脳のスタンバイ状態」
このスタンバイ状態があるから、これから自分の身に起こり得ることをシミュレーションしたり、自分の過去の経験や記憶を整理・統合したり、今の自分がおかれている状況を分析したりと、いろいろなイメージや記憶を想起させながら、脳内で「自分のこれからをよりよいものにしていくための準備」を 整えているのです。
また、うっかりミスや物忘れが多くなるのは脳内が整理整頓されてないから。
デフォルトモード・ネットワークがうまく機能すると脳の情報もスッキリ整理整頓されます。
アメリカの某有名大学の研究によると、デフォルトモード・ネットワー クを稼働させてぼんやりしているときの脳内では、通常の脳の活動時の 15 倍ものエネルギーが消費されていることが明らかになっています。
つまり、脳は活動しているときよりも、実は「ボーッとしている状態」のほうが重要なのです。
デフォルトモード・ネットワーク機能が働かなくなると…
デフォルトモード・ネットワークが稼働する時間が少ないと、 前頭前野の物事を深く考える機能が低下します。結果として、注意力、集中力、思考力、判断力、記憶力、ひらめきなどの想像力 などがすべて低下し、脳の老化も進みやすくなります。
そして、自分を客観視できなくなり、手短な快楽に流されやすくなります。
脳が疲れているほど、スマホの使用時間が長くなって依存度が高くなり、さらに脳が疲れるという悪循環に。
スマホ依存度チェック方法と対策
これらに3個以上チェックが入る方は要注意!
以下の方法で対策してみてくださいね。
デジタルとアナログをバランス良く。リアルな質感を持った人やモノ、そして自然との繋がりを毎日の中に取り入れていきましょう。
「ボーッとしてたらふとひらめきが!」
なんて良く聞きますよね。
「ボーッとしている時間」がもったいないと暇な時間にスマホでネットサーフィンなど脳を絶えず使い続けることは、デフォルトモード・ネットワークを妨害して脳を疲れさせ、脳の働きを退化させる原因になるのです。
まずは1日10分から。スマホを手離し、何もしないでボーッとする時間を作ってみませんか?
ちなみに、自然を五感で感じながら、人の手の温もりを感じながら脳の疲労をとる『CAJ脳疲労改善ドライヘッドケア』は、現代人の脳疲労にぴったりと寄り添いお悩みを解決するヘッドケアです。
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\ このブログを書いたのは私です!/
中西 淳恵 Nakanishi Atsue
■CAJ認定セラピスト
■神戸塩屋オーシャンビューサロン「ululanoa」オーナーセラピスト
■海を感じながら波音を聞きながら脳の疲労をとる専門サロン